【開催レポート】 manaba ユーザ会2023
お客様各位
2023年10月13日(金)、これまでユーザの皆様同士の交流の場として多くの皆様にご活用いただいておりましたユーザ会について、多くの方々にご要望をいただき2019年度以来4年ぶりに現地開催いたしました。
おかげさまで予想を大きく上回るご応募をいただき、大盛況のうちに終えることができました。たくさんのご参加を賜りまして心より御礼を申し上げます。
本レポートでは動画や画像を交えながら、ユーザー会当日の様子をご紹介いたします。
manaba ユーザー会とは
教育トレンドやICT技術動向などをテーマとした講演の実施、「manaba」活用事例の共有及び「manaba」をご利用になる教職員の皆様同士の交流を目的として開催しております。
今回のユーザ会は、「生成AI」、「DX(教育データ活用)」、「質保証」など、注目度は高いものの具体的な取組方法が確立されておらず手探り状態となっているテーマについて、講演や事例発表、ユーザ同士の意見交換をヒントとして明日からの業務に繋げていただきたいとの思いのもと開催いたしました。
当日の様子
ここからは、当日の会場の様子を動画や写真を交えてご紹介していきます。
講演①「高等教育におけるAIの可能性と課題」
[概要]
生成AIの現状と今後の発展の見通しを踏まえ、AIやICTの活用を巡る今後の大学教育の可能性や課題についてご講演いただきました。
[講演者]
京都大学 飯吉 透 先生
講演②:トークセッション:「DX~教育データ活用の事例と展望~」
[概要]
各大学におけるDX活動の現状や課題をお話しいただき、今後一層のデータ利活用を見据えた学修、授業のあり方について議論していただきました。
[ファシリテーター]
京都大学 飯吉 透 先生
[登壇者]
京都ノートルダム女子大学 小林 忍 様(事務局次長 兼 戦略企画室長 兼 教育支援部長)
東京工業大学 高松 邦彦 先生(企画本部 マネジメント教授)
北陸大学 杉森 公一 先生(高等教育推進センター長)
(京都ノートルダム女子大学 小林 忍 様からの事例発表)
(東京工業大学 高松 邦彦 先生からの事例発表(遠隔参加))
(北陸大学 杉森 公一 先生からの事例発表)
講演③:「組織でかなえる教育の質保証」
[概要]
2021年度「教育の質保証・質向上オンラインセミナー」にてご講演いただいた茨城大学の嶌田先生に再びご登壇いただき、現場を巻き込む組織的な質保証活動の仕掛け、工夫がどのように成果や評価としてあらわれたのかなど、コロナ禍を経て、今後の茨城大学の質保証活動についてなどお話しいただきました。また、参加者に質保証活動の状況に応じて色紙を掲げていただくなど双方型の講演も大変好評でした。
[講演者]
茨城大学 嶌田 敏行 先生(大学戦略・IR室)
グループディスカッション:今後のmanabaに期待するもの
参加者の皆様に6つのグループに分かれていただき、manabaの活用状況の共有や今後のmanabaに期待するものについてディスカッションの上、
ご発表いただきました。
懇親会
ユーザ会後に、ユーザ同士の対面ならではのさらなる交流の場として懇親会を開催いたしました。
ユーザ同士でお食事を楽しみながらご歓談いただきました。
参加者の声(一部)
・可視化もDXも本学は手探りです。取り組むためのきっかけになりそうなアドバイスをいただきました。
・10月から、内部質保証の旗振り役になりました。嶌田先生のご講演には大変勇気づけられました。
・学生データを分析する取り組みは参考になりました。また、Turnitinとの連携は興味深い内容でした。
・データサイエンス教育について、学生主体で分析させている北陸大学の事例、京都大学でのChatGPTを学生に使わせていく発想などが参考になりました。
・京都ノートルダム女子大学の事例は、同じ私学で職員目線での話しで参考になることも多かったです。
・第一線で活躍されている方々の現場レベルのお話しが聞け、実践できるものも少なからずあり、今後の業務改善に直結する大変有意義な会でした。次回以降も機会があればぜひ参加させていただきたいと思います。
・他大学との情報交換できる機会があったため、非常に良かったです。また、朝日ネットの営業担当の方とお話しできる機会もありましたので、引き続きこのような研修会があると嬉しいです。
今後のユーザ会について
今後、ユーザ会を改めて定期的に開催していく予定です。
ユーザの皆さまのお声を取り入れた有意義なイベントになるよう企画・準備を進めてまいりますので、ぜひご意見をいただけますと幸いです。
次回も多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
今後とも manaba をよろしくお願いいたします。