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びわこリハビリテーション専門職大学 様

導入事例インタビュー:嶋川 昌典様

びわこリハビリテーション専門職大学

創 立: 1965年
所在地:滋賀県東近江市北坂町967
学生数:284人(2022年5月1日現在)

インタビューにご協力いただいた方

 びわこリハビリテーション専門職大学

 リハビリテーション学部 作業療法学科

 助教 嶋川 昌典 様

導入事例インタビュー

manabaは「シンプル、かんたん、あんしん」のシステム

―― manaba 導入の経緯を教えてください。

学校法人藍野大学「びわこリハビリテーション専門職大学」は、令和2年に専門学校から生まれ変わった4年制の大学です。先行して藍野大学に導入されていた教育支援サービス manaba が、作業療法学科と理学療法学科を擁する本校においても活用される運びとなりました。

manaba を導入するとなった時、「学生に配信したメールが本当に届いているか」、「今までのようなやりとりが学生とできるのか」と、少々不安がありました。専門学校時代、学生とのやりとりといえば紙媒体や掲示板を使うのが当たり前だったからです。

しかし、他の教員や事務職員に聞きながら使ってみたところ、意外と簡単に操作ができて安心して使えるシステムだとわかりました。変な抵抗感もすぐに払拭。その後は日々使うことで自然と慣れていき、今では業務に必要な範囲のものはすべて使いこなせるようになっています。

コロナ禍でもすぐにオンライン授業が可能に

――manabaは授業の中でどのように活用されていますか。

私は精神科の作業療法の授業を担当しています。専門職大学では1つの授業の定員を40人までとする縛りがあり、1学年120人全員が受講すべき共通科目であったとしても1授業40人までとなるように3つに分けて授業を実施しています。3つに分けることで、課題を出すタイミングも違ってくるため、manaba上でも授業ごとにグループ分けをしています、学年が異なる再履修のコースも別に設定します。

具体的な使い方についてですが、学生さんへの連絡が基本的な役割としてあって、その他欠席が多くなっている学生さんへの連絡などにも活用しています。また今は対面で授業ができるようになりましたが、コロナ禍で休校を余儀なくされた際には、manabaの役割は非常に大きかったといえるでしょう。講義の映像を manaba 上にアップロードして学生さんに共有したり、学生さんの学習理解度を把握するために小テストやレポート課題を実施したりするなど、 manaba を活用することでオンライン授業に円滑に対応することができました。

レポート提出・管理や情報共有が手間なくできる

―― manaba を導入してよかったところをお聞かせください。

manabaのおかげでレポートの管理が容易になりましたし、掲示板のコンテンツを使って学生さんとの情報共有もしやすくなりました。学生さんからしても、例えば小テストの結果を確認するためにわざわざ大学に来なくてもmanaba上で結果を確認することができますので、非常に楽になったのではないでしょうか。

レポートに関しては別の利点もあります。紙やメールでレポートを回収していた頃に比べて、回収状況の管理や集計作業、レポート内容の確認作業などがしやすくなったことに加えて、manabaではレポートの提出期限を設定することができるため、提出時間が期日に間に合っているかどうかなど公平に対応することができるようになりました。

―― manaba を使っていて、課題に感じることはありますか。

一番困ることは、大学からの連絡事項を見ない学生さんが出てくることです。今の若者がメールを使わない傾向にあることも影響しているのでしょう。

臨床実習に送り出す学校側としては、全ての学生さんに manaba の通知をきちんと見て対応していただきたい。それがスタンダードになってほしいと思っています。

manaba の利用にあたって、学生さんには最初にリマインダー設定をしてもらっていますので、ある程度通知がきていることに気付けるはずです。また、教員は、コースニュースで発信した情報を学生さんが見ているかどうか閲覧確認ができるので、それを見ながら未読の学生さんをフォローしたりしています。 manaba を使っていれば「こういう連絡をしています」という記録が残る。そういった対策ができるだけでも効果はあると感じています。

実習先での活用にはITリテラシーが重要

―― 臨床実習に関して、 manaba をどのようにお使いですか。

実習前の事前準備での活用が主になっています。具体的には実習前のオリエンテーション、事前課題、実習前の書類作り、実習中の予定(課題提出の期日や発表日時などのスケジュール)などに関する情報共有で使っています。また、教員によっては学生さんが実習に行った後も manaba の「個別指導コレクション」という機能を使って学生さんの個別指導を行うこともあるようです。

看護系の実習では、実習の日報を manaba で出しているところもあると伺いました。確かに日報がポートフォリオに蓄積されていくことで後日振り返りがしやすくなりますし、学校と逐一共有できるようにという発想は今までなかったので、今後検討していきたいと考えています。一方でmanaba 上でどこまでの情報を書いて良いか十分に検討する必要はあると思います。個人名や患者さんの記録などの個人情報が書かれていないか教員が内容を確認できないまま情報がアップされてしまうケースなど不安が残ります。今後実習において manaba をさらに活用していくためには学生さんのITリテラシーを高めることが重要になってくるといえるでしょう。

学業に関することは manaba 一元化がおすすめ

―― 今後 manaba をどのように使ってみたいとお考えですか。

manabaはすでに十分活用させていただいている印象です。今まで手作業で行っていたものが楽に管理できるようになり、とても助かっています。 manaba は見やすいし、科目ごとに整理されていてわかりやすい。学生さんとやりとりしていても、見せ方、仕分け方に工夫があり、 manaba の使いやすさを感じます。

本校ではコミュニケーションツール、成績を入力するシステムなどさまざまなものが導入されていますが、個人的な希望では、なるべくスッキリするのがよいと思っています。できれば授業支援や成績管理など学業に関することについては、 manaba に一元化してほしいですね。

逆に、ゼミ・研究における学生さんのグループワークや課外活動、サークル活動、教員同士や学校とのコミュニケーションなど、個人やグループでのやりとりについては、別のシステムで運用することも一つの考え方だと思います。全てを同じシステムで行う場合、うっかりミスで成績情報を他の学生さんに公開してしまうこともないとはいえません。万が一のことを考えた対策も必要だと思います。

インターネットを介した新しいシステムを使いこなすのは、年配者ほどハードルが高いかもしれません。しかしmanabaは比較的シンプルで、一度使えばその使いやすさが実感できるでしょう。

学生さんをフォローし、評価していくためには、コミュニケーションを密にとる必要があります。 manaba の「個別指導コレクション」は、学生さんとの個別のやりとりができ、相談も受けられるので非常に助かっています。将来を担う学生さんが安心して学修できるよう、今後も manaba を上手に役立てていきたいと思います。

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※インタビュー日:2022年7月29日(金)

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