2019年11月29日(金)に東洋大学にて開催した「 manaba ユーザ会 2019年度」において、東洋大学様で実施されているTGLプログラムのお取り組みについてお話いただきました。
下記にお話の内容をまとめます。
東洋大学 様
manaba ユーザ会 2019年度ご講演 清水 和樹 様
manaba システムの活用例 ~TGLプログラムにおける国際分野での活用~
TGLプログラムとは
Toyo Global Leader(TGL)プログラム
東洋大学生が国内外で活躍できるグローバル人財となるために、「異文化環境における英語運用表現能力」、「文化的な価値創造能力」、「異文化環境における課題解決能力」の3要素を強化することを目的としたプログラムです。この目的に沿って「Gold」「Silver」「Bronze」のランクごとに認定要件を定め、各要件を満たした学生をToyo Global Leader として認定しています。
TGLプログラム 7つの要件
TGLプロブラムは以下7つの要件で構成されています。
1.英語能力 (TOEIC等語学試験のスコア)
2.外国語による授業科目の修得(外国語開講科目での取得単位数)
3.外国語による論文等の執筆(外国語で課された論文課題)
4.海外留学・インターンシップ(3週間以上の海外研修)
5.海外アクティビティ(1週間以上の海外研修)
6.TGLキャンプ(留学準備教育のワークショップ)
7.TGポイント(国際的な活動への参加実績)
TGLプログラムにおける ToyoNet-ACE( manaba ) の活用
manaba に外付けしたシステムで、全学生の上記7要件に関するデータの蓄積とポートフォリオ化を行っています。
事務側の導入メリット
事務側では、各学生の以下の情報がmanaba上で簡単に確認できるようになっています。
・入学時~現在までの語学スコアの推移
・語学講座や海外研修と語学スコアの相関関係
→講座実施前と後で語学スコアを比較し、講座の効果測定が可能となった
・学部学科ごとの語学スコアの分析
→学籍番号に紐付けて、語学スコアがダウンロードできるので、学部・学科ごとに最高点や平均点のスコア分析が可能となった
学生側の導入メリット
TGLプログラムの画面で、学生自身が現在の認定要件達成状況をひと目で確認できるようになったため、以下のようなメリットが生まれました。
・長期留学への出願や、就職活動時の自分自身の活動の振り返りにTGLの実績が活用できるようになった
・学生自身が留学後の語学スコアの伸びを実感できるようになった
導入効果
導入から4年経ち、活用が進んできました。導入効果としては下記が挙げられます。
・4年前の導入時にはユーザーが少なかったが、当時1年生だった学生が4年生になり、データが蓄積されて、モチベーションが上がるようになってきた
・就職活動における、履歴書、エントリーシート、面接にこれまでの活動履歴が参照されて、生かされるようになった
・事務側ではスコア集計・分析の省力化が図れるようになった
※上記機能に関しては東洋大学様のみでご利用いただいており、2020年1月現在他大学様への展開は予定しておりません。
※講演日:2019年11月29日(金)