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関東学院大学 様

2019年度 manaba 新規導入事例セミナーご講演

授業内外の様々なシーンでの活用事例

関東学院大学

理工学部機械学系
助教
堀田 智哉先生

関東学院大学では、2018年度より manaba をご導入いただいております。
活用方法や効果について朝日ネット主催の2019年度 manaba 新規導入事例セミナーで堀田先生にご講演いただきました。
ご講演内容を下記にまとめます。

運用

活用方法

授業の履修生への授業資料の配布、連絡、課題出題、フィードバックや授業外で学科の学生へ就職活動情報の発信やゼミアンケート等として活用しています。

事例1 授業資料の配布・学生への連絡

manaba の基本的な使い方として、講義資料の共有やお知らせ配信を行っています。
「コースコンテンツ」機能を使って学生へ授業のルールや講義資料を共有しています。

コースコンテンツに掲載されている授業のルール
コースコンテンツ内に掲載されている講義資料

また、「コースニュース」というお知らせ機能を使って、学生へ一斉連絡をしています。
リマインダメールを設定していれば、manaba で発信したお知らせがあるときにはメールが送られます。
リマインダメールのフォーマットが少し見づらい部分があるのでここは朝日ネットに今後改善してほしいと感じている点でもあります。

「コースコンテンツ」と「コースニュース」では、学生の閲覧状況を確認することができるため、
未読が続いている学生には個別に指導を行うこともあります。

コースニュース閲覧状況確認画面

事例2 授業内レポート・課題、試験

授業内での利用として特におすすめしたいものが「授業支援ボックス」(※)です。
※富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社(旧 富士ゼロックス株式会社)が提供していた複合機関連商品(特定業種向け拡張機能)「授業支援ボックス」です。本サービスの販売は既に終了しております。

授業支援ボックスを利用すると、紙で実施した小テストやレポートを紙で教員が採点し、manaba 上にPDFと評価を簡単に返却することができます。
メリット・デメリットとしては下記のような点が挙げられます。

メリット
・学籍番号順に並び替えをしなくてよい。
・点数を打ち込む必要がない。
・紙媒体で採点ができる。
・電子媒体での保管ができる。
・学生にすぐ返却できる。

デメリット
・学籍番号の読み取り不良がある。(約10%)

紙で実施する課題等は、学生が提出したものを学籍番号順に並べ替えるところが大変ですが、この機能を使うとその手間が省けるのでとても便利です。
学籍番号等の読み取り不良がある場合もあるますが、数は多くないので個別に対応しています。

具体的な使い方としては、毎回の授業レポートと試験で利用しています。

理工学概論のレポート

例えば「理工学概論」では、毎回の授業のまとめと反省点を提出させています。
授業のまとめは、事前にコンテンツ機能から講義資料を見て事前にまとめてもいいと伝えているので予習の役割も果たしています。
また、授業後にはPDFを manaba 上で返却するので授業の復習を行うこともできます。

レポートには、ルーブリックをつけています。採点基準を明確にし、学生にとってどこが足りていないのかを明示します。

「理工学概論」の評価ルーブリック

例として、学生A~Dのレポートをご覧ください。

学生のレポート

事例3 レポート(web提出)

manaba の「レポート」機能を使って学生にWord形式で課題を出しています。
manaba 上で採点を行い学生へフィードバックを行うとともに提出後のレポートに関してコメント欄でやりとりを行うこともあります。

「レポート」の採点画面とコメント欄でのやりとり

事例4 成績評価

manaba の「成績」機能を使って各課題の評価を管理、学生へフィードバックしています。
manaba 上で学生へ公開することで下記のようなメリットがあります。

メリット
・学生自身が成績管理できる。
・成績採点ミスを早期発見できる。
・成績に関する問い合わせがなくなる。
・採点基準が明確であることを示せる。

学生の「成績」確認画面

事例5 就活情報掲示板として

manaba に授業以外にコースを作成して利用しています。
私の場合には機械学系の学部3年生~大学院生を対象としたコースを作成し、
求人票、会社説明会、インターンシップの情報をすべてリアルタイムで掲載しています。

就活情報を扱うコースとJPEGポスターの掲載イメージ

以前は、この内容を学内の掲示板で行っていましたが、わざわざ見に来る学生が少ない状況でした。
manaba で情報発信をすると、学生はスマートフォンからも情報を見ることができるのでより身近な情報ツールとしても利用しています。

事例6 アンケート

manaba の「アンケート」機能を使って学生の意見や情報収集をしています。
紙媒体よりも集計が容易で、回答もしやすいです。
また、教員をあらかじめ複数人登録しておけば、教員間でも収集した情報を自由に閲覧できるので情報共有の手間を省くことができます。

集計結果のグラフとアンケート設問画面     ※上記のグラフ表示は manaba のオプション機能です。

講演が決まった後に学生の声も聞いてみたかったので、ある授業の学生に協力してもらい、 manaba 上でアンケートを取ってみました。
「材料力学ⅠA」という授業の履修生は2~4年生なので以前使っていたLMSを使ったことがある学生も多いので比較して答えているかと思います。

アンケート結果

使用感については、「どちらかといえば悪い」「悪い」と答えた学生はいませんでした。
自由記入でも肯定的な意見が多く、例えば下記のような意見が出てきました。(一部抜粋)

・移動中にも利用できる
・小テストの結果や連絡をリアルタイムで知ることができる
・パソコンだけでなく、スマートフォンからも資料を見ることができたり、小テストに回答することができる
・課題提出が紙媒体だと、印刷や持っていくことを忘れてしまうことがあったがweb上で提出できるので便利
・課題の提出のために大学へ行かなくていいところ
・web上で常に課題や評価を確認することができる

今後の展望

今後は、授業だけでなく、教員同士の情報共有ツールとしても使っていきたいと考えています。
また、manaba については学生は問題ないのですが教員の中には使えていない人もいるのでそこは課題だと思います。

※講演日:2019年6月18日(火)

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